一般のコピー用紙に近く、冊子やチラシなどの印刷で多く使われる最も標準的な用紙です。
近年では、品質も向上し、安価で白色度も高く、印刷に適しています。
上質紙や中性紙の表面をコーティングして、滑らかにしたものです。
写真の仕上がりがきれいなので、パンフレット、ポスター、チラシ、書籍のカラーページなどでよく使用されます。ツヤを抑えた「マットコート紙」、塗工量の少ない「軽量コート紙」もあります。
コート紙より塗工量が多く、平滑度が高い高級用紙です。
白色度が高く、光沢が強いのが特徴です。写真の仕上がりが重要視される美術書や写真集、カタログなどに適しています。
古紙をリサイクルして作った紙です。
古紙の混入率が10%でも70%でも100%でも再生紙といい、種類も上質紙、コート紙などさまざまあります。
版に付けたインキをブランケットに転写してから、紙に印刷する最も代表的な印刷方式。一般的に、版はアルミ板でできたPS版を用いるので、刷り上がりの品質がよく、耐久性にも優れているため、大ロットの印刷に適しています。
作成したデータをデジタル印刷機で直接出力する印刷方式。オフセット印刷と比較すると若干品質は劣りますが、版を作る工程を省略できるため、小ロットでも低価格で、スピーディーに印刷できます。またデータから直接印刷できるという特性を生かし、定型フォームにそれぞれ異なった内容を印刷するバリアブル印刷(可変データ印刷)が可能です。
本の中身の背の部分をガリ入れ(ミーリング)をして削ったあと、糊をつけ表紙でくるむ製本。背表紙を付けることができる製本方法です。
表紙と中身を同時に丁合し、背の部分を針金で綴じる製本。製本時間は短いが、厚い本では内側と外側で仕上がり寸法が変わるので注意が必要です。背表紙は付けることができません。
本の中身の背を糸でかがり綴じしたあと、糊で固定し、板紙にクロスを貼り付けた表紙でくるみます。表紙と中身は見返し紙によって結合されます。丈夫で耐久性に優れており、記念誌などで用いられます。